バリア機能が低下し、肌のハリやツヤがなくなって、刺激にも弱くなっている敏感肌。
エイジングケア世代になると、肌が薄くなり、敏感肌になるリスクは高くなります。
そんな敏感肌には、どんな美容液を使えばよいのでしょうか?そこで今回は、敏感肌におすすめの美容液についてご紹介します。
敏感肌の美容液選びのポイント
バリア機能が低下し、肌の水分を保持する機能が弱くなっている敏感肌は、しっかり保湿することが必要です。
そのため、高保湿の美容液を選び、肌の水分保持力をサポートすることが大切なのです。
保湿成分やエイジングケア化粧品成分などが凝縮して配合された美容液は、保湿のプロセスの中でも最も重要な「肌の水分を保持する」ことに優れています。
水溶性のヒューメクタントと油溶性のエモリエントがバランスよく凝縮された美容液を選びましょう。
また、バリア機能が低下した状態の敏感肌は外部刺激に弱くなっているので、なるべく低刺激のものを選ぶことをおすすめします。
アルコールやPG、合成着色料や合成香料などが配合されているものは避けましょう。
なんとなく肌に優しいイメージを持ってしまう、オーガニックや自然派と謳っている化粧品ですが、必ずしも敏感肌に合った低刺激で安全なものではありません。
このような言葉だけで選ぶことはやめましょう。
さらに、敏感肌の原因の一つに肌の老化があるので、エイジングケアをすることは敏感肌対策に有効です。
そのため、保湿力が高く、低刺激であることに加え、コラーゲンやエラスチンを増やす、酸化を防ぐといったはたらきがあるエイジングケア化粧品成分を配合した美容液がおすすめです。
ただし、エイジングケア美容液の主な役割は保湿であり、あくまで予防美容的なものです。
ほかにも、テクスチャーや使い心地が好みか、無料トライアル、返品・返金保障があるか、販売会社の接客や情報提供などの姿勢は信頼できるものか、無理なく使い続けられる金額か、といったポイントもチェックしましょう。
敏感肌におすすめの美容液配合成分
保湿成分では、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、スクワランなどがおすすめです。
これらの成分は、刺激性がほとんどなく、安全性が高いので、敏感肌でも使えます。
水分保持力の高いセラミドのなかでも、ヒトが持つセラミドとほとんど同じ構造を持つヒト型セラミドは特におすすめです。
プロテオグリカンは、高い保湿力とともに、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらきもあります。
エイジングケア化粧品成分では、コラーゲン、エラスチン、HSP47を増やし、表皮で抗酸化物質であるグルタチオンを増やすナールスゲン、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを増やすネオダーミル、ビタミンC誘導体、レチノイン酸トコフェリルなどがおすすめです。
ただし、ビタミンC誘導体は、刺激があるので、敏感肌には高濃度配合の美容液は向きません。
ほかにも、アスタキサンチン、フラーレン、コエンザイムQ10、プラセンタなどの抗酸化成分もおすすめです。
まとめ
年齢を重ねると、コラーゲンなどの量が減少し肌が薄くなるので、誰でも敏感肌になるリスクは高まります。
高保湿で低刺激のエイジングケア美容液を選んで、バリア機能を改善し、敏感肌の対策をしましょう。