スキンケア化粧品には、化粧水、美容液、導入化粧水、拭き取り化粧水、乳液、クリーム、オイルなど、いろんな種類がありますが、「どれを先に使えばいいの?」と迷ったことはありませんか?
どうせ使うなら、正しく効果的に使いたいところ。
そこで、どんなスキンケア化粧品買っても迷わなくて済むように、化粧品を使う順番の考え方についてお伝えしますね。
化粧品を使う順番は、基本これを押さえておけばOK
まず一番基本となる考え方からお伝えします。
それは、【水溶性成分が多いものが先、油溶性成分が多いものが後】という考え方です。
もし、「水溶性成分」や「油溶性成分」という言葉はあまり聞いたことがない、わかりにくい、と言う場合、水溶性成分というのは「水に溶けやすい成分」、油溶性成分は「油に溶けやすい成分」という言葉に置き換えてみてください。
水に溶けやすい成分は水っぽいものに配合されていますし、油に溶けやすい成分は油っぽいものに配合されています。この考え方が基本になる理由はとても単純で、油は水をはじくからです。
例えば手にハンドクリームを塗って、その上から水をたらしたらどうなるでしょうか?
水が丸い玉になって、いつまでも肌の上に乗っているか、サーっと下に滑って落ちてしまうのが想像できませんか?
複数アイテムを重ねて使う場合、すべてのアイテムがきちんとお肌になじむように、水溶性成分が多いものから順に使用しましょう。
どちらかわかりにくい場合の考え方
化粧水は「水」とついているくらいだから、水が多いことがわかりますし、見た目もさらっとした液体であることがほとんどなので、はじめに使うということがわかりやすいですよね。
また、〇〇オイルという商品もほぼ油なので、最後に使うということが分かりやすいです。でも、その間らへんに位置する商品の中には、どれを先に使えばよいか迷うものがあります。
そんなときは、実際に手に取った時に、水っぽいサラっとしたものが先、油っぽいトロッとしたものを後に使いましょう。
「そんな適当な感じで良いのか?」と思うかもしれませんが、水が多いものはサラっとしますし、油が多いものはトロっとするので、多くの場合、これで大丈夫です。
では、どちらも同じくらいのサラっと感、またはトロッと感の時はどうすれば良いのでしょうか?
答えはどちらが先でも問題なし。です。
少しでも効果的に使いたいがために、神経質になってしまう方もいらっしゃいますが、同じ程度のテクスチャーの商品の場合、過度に意識しなくても大丈夫です。どちらも先に使っても効果にほとんど差は出ません。
強いて言うなら、届けたい成分が入っているアイテムを先に使用してください。
オールインワンやオイル先行型商品の場合は?
オールインワン化粧品は、化粧水、美容液、乳液などの効果が一つになったアイテムなので、基本はオールインワンのみでスキンケアは終了。というケースが多いとは思いますが、オールインワンと何か他アイテムを一つ組み合わせる場合はどうすれば良いか迷うところではないでしょうか?
でも、これも先ほどの基本通りでOKです。オールインワンよりもサラっとしているものなら先に、オールインワンよりもトロッとしているものは後に使いましょう。
例えば化粧水ならもちろんオールインワンの前に、クリームならオールインワンの後に使いましょう。
美容液の場合どちらが先でも大丈夫なことが多いですが、美容成分を先に届けたいと思いますので、オールインワンの前に使用してはいかがでしょうか?
また、近頃オイルを一番はじめに使ってから化粧水→美容液→乳液という使い方を推奨するオイル先行型のケアというのを聞くことがありますが、これは基本NGです。オイルは水をはじきます。実際に手の甲などで実験してみるとおわかりになると思います。
もしどうしてもオイル先行でケアしたい場合は、オイルを塗ったあとは肌になじむまでひたすら待ち、水がはじかないくらい状態になってから、化粧水→美容液→乳液というふうにケアしてみましょう。時間かかりますが。
まとめ
難しそうで、意外と簡単な化粧品を使う順番のおはなしでした。
簡単でしたよね?
水っぽいものから先に使い、より油っぽいものを最後に。同じようなテクスチャーで迷った場合はどちらが先でもOK。強いて言うならお肌に届けたい成分が入っているものを先に。
これだけ理解しておけば、もう迷うことはないと思います。
この記事が、化粧品を使う順番に迷う方のお役に立てれば幸いです。